ビロードのように上質な Vieludo

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櫛の日に 改めて日本の櫛の良さを思う

椿油とつげ櫛の画像

お宅に 日本のつげ櫛は おありですかな?

今年の夏は暑いといっていたはずだが、いざ蓋をあけてみると、8月は雨の多い夏らしからぬ夏であった。そんな夏だったが、個人的に7月8月と海のそばへ旅に出かけた際には、超晴れ女の面目躍如のごとき、やっぱり晴れやした。もうね、ほんと晴れ請負人稼業に転向しようかと本気で思うほど。それっくらい晴れんだなぁ。旅にでかける前にはぜひとも、お天気を司る神様仏様に念入りにお願いするのをお忘れなきように。

そんなこんなで9月に入ってはや4日。ほんじつは94くし(櫛)の日だそうで。まぁ、語呂合わせには違いないのだが、語呂合わせおおいにけっこうである。実は何を隠そう前々から櫛について触れようと思っていたのでいい機会である。

日本で櫛がいつ頃から使われていたのかといえば、飛鳥時代には既に使用されていたようである。現在日本も西洋化しており、髪をとかす作業はブラシに取って代わられているであろう。しかしながら、そんな時代だからこそ、敢えて櫛の良さを今一度考えてみたいと思う。

日本の櫛は西洋の場合と異なり、単に髪を梳く(梳かす)だけの『すき櫛』としてだけではく、そのまま差して髪飾りとして使用できる『髪櫛』が発達したものが特徴的である。そういえば時代劇なんかだと髪に櫛を差す場面をよく目にしますな。ふむふむ。

櫛の素材には、ツゲ、モッコク、ツバキ。などの硬い材質の木が使われているが、近年市場で多く目にするのは、加工の手間のかからないプラスチック製がほとんどで、どの家庭にも1本くらいありそうな櫛は、おおむねそうしたものであろう。

椿油の瓶とつげ櫛のクローズアップ写真

実はわたしは2年ほど前に日本産の薩摩ツゲの櫛をクリスマスプレゼントに指定して、椿油と一緒に愛用している。本さつまつげの櫛は水で洗うことができないため、椿油を染み込ませ、櫛のメンテナンスをしながら使うので、使えば使うほどに飴色になっていく。

わたしのものはまだまだ日も浅いので、さほど変わってはいないのだが、そのつげ櫛で初めて髪を梳いた(梳かした)際の後の髪の感触は、うるうるサラサラで艶があり、ちょっと感動ものなのであった。

昔からつげの櫛が髪にいいことは聞き及んではいたのだが、使ってみてその素晴らしさに新底納得した次第である。ちなみにわたしのつげ櫛は、本さつまのつげ櫛1万円超えの逸品である。最初はもちっと安価なものから試そうかと思っていたのだが、買いたい櫛が少々お高いものしかなかったので、相方さんにお願いして五島産の椿油とともにいただいた。

わたしは髪に癖があってパーマも残っているロングヘアー毛量多め。なので、少し櫛の隙間の広いタイプを買ってもらった。初めて櫛を髪に入れた時には、パーマの残った髪に櫛が絡まってなかなかスルッとはいかなかった。

それこそ櫛が折れないように(なにせ自分にとっての初めての本つげ高級品である)ゆっくりと丁寧に、髪の先まで根気よく梳かしていくと、あ〜ら不思議。全て梳かし終わった頃には、うるうるサラサラさするっとな〜と。

髪がふんわりと柔らかく艶まで出て、指で梳かしてもスーッと流れるように、髪の先までストレスなく指が抜けていくのであった。なんということでしょう。さきほどまでの、ぼわっとした髪質から一変。サラサラストレートヘアが出現した(何かのヘアアイロンやドライヤーのCMのごときである)

桃ノ木と水牛の櫛の画像

パーマがかかっているロングヘアの方ならおわかりであろうが、櫛どころか、ブラシでもようとかさんようになってないだろうか?だって絡まるんだよね。からまると髪切れるし。。そんな思いから、頭のてっぺんから、髪の先まで毎日丁寧に梳かすという作業が疎かになる。

いつの間にかブラシですら髪を梳かさないなんてのはザラで(少なくともわらひはそうなのだ)ブラシの代わりにささっと手櫛で代用。そんな日々を過ごしてきているわらひに、髪を梳かすことの重要性、いやさ素晴らしさに改めて気づかせてくれたつげ櫛さん。その使い勝手に惚れ込んだわらひは、その後いくつかの櫛を取り揃えて、梳かし具合の違いを確かめることにした。

桃の木。白檀。水牛。etc…何かで100円ショップの桃の木がいいと書いてあったので、安価な櫛も含めていくつか試してみたのだが、やはり本さつまつげ櫛ほどの感動には出会えなかった。そう、皆それなりに使い勝手はいいことはいいのである。だから、櫛に1万円以上払うのもなんだと思われるのならば、自分にあったものを買い求められるとよかろう。

でも、つげ櫛は一生ものといわれるように、大事に使えがずっと使い続けられるのである。そう考えると1万円とかで手に入るのだから、ちっとも高くはないと思う。そしてわらひが本さつまつげ櫛を推したい理由の一つとして、日本製が挙げられる。素晴らしきメイドインジャパン

もうさ、安さが売りの海外製のものばかり使わんと、日本の職人の素晴らしい技術にお金をかけて欲しいのだよ。安いもの使い捨てにせんと、長く使える品質の良い品を揃えて、長く長く愛用し、育てていきながら、天鵞絨(ビロード)のように上質な日々を手にれましょうよ。ココ、声を大にしていいたいわけ。そうしたら、不要になったものを断捨離せずにもすむのだから。

椿油の瓶とつげ櫛と桃ノ木と水牛の櫛を上から見た画像

そしてわらひはこのつげ櫛体験をもっと他の人にも広めたいと思ったんである。そこで、ピピンと閃いた。そうだ美容室とは違った、髪を美しく整えながら、エイジレスビューティーな美容と健康を手に入れ、なおかつ家庭円満になるセラピーやろう!と。

名付けて94(櫛)せらぴーまぁ、まんまなんだが。
その名からわかるように櫛を使ったセラピーである。詳細は現在メンテナンス中のHPに後日掲載するので、そちらをじっくりとご覧いただくとして。

このセラピーはわたしの行っているセッションの中で、今後一押しのボーナスセラピー推したいほど。今までお世話になった方へ、これからご縁のある方への日頃の感謝を込めて、リリースしたいと存じます。

実は現在ギャラリー業務(企画イベントも含めて)及び、わたし自身の活動の見直し期間として、HPやWEBショップをリニューアル中です。その中のひとつとして、ヒーラーセラピストとしてのメニューも随時更新していく予定です。

ありがたいことに現在はとある企業様の専属ビジネスコンサルタントの仕事を継続中につき、個人のセラピーやアート業務への時間割が減っておりますが、今後は少しづつ個人業務の比率を上げていく所存ですので、このブログも、ますますON・OFF入り混じったカオス状態になりそうでございまするが、どうぞ引き続きよろしゅうお願い申し上げまする〜

 

櫛の日を機に、今一度櫛の良さを発見してみて下さいましね〜

 

それではおあとがよろしいようで〜

 

ありがとうございます∞愛と感謝を込めて。