ビロードのように上質な Vieludo

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月に観る チラリズムこそエロティシズム かな

闇夜の雲闇夜の雲に隠れた中秋の名月

10月4日は十五夜でございます。中秋の名月でお馴染みですが『芋の名月』なんて呼び名もあるらしいですな。ふむふむ。そんな十五夜お月見と洒落込もうではありませぬか。と、空を見上げてみると。あら、残念。我家の上空(東京江戸川区上空)ではお月さまは雲隠れしているご様子。あらま、せっかくの十五夜というのに、お月さまったら奥ゆかしいんだから。

十五夜・十三夜・十日夜のお月見

 
ま、十五夜の由来とか詳細なんかは他に書いてる方がいくらでもいるのでね。サクサク省いて、下の方にリンク貼りますんで☟そちらをご覧ください(単に同じような内容書くのが面倒なだけ☝︎ヲイ)そんでもって、月のことついてあらためて触れておこうかと思う次第。
 
古来より、日本人にとって月は何処か神秘的で怪しくもあり、艶めかしくもあり。月の満ち欠けに見られるように、その姿によって様々な呼び名を持っています。十三夜は十五夜旧暦8月15日のひと月後で、旧暦9月13日のお月見のことをさし、栗や枝豆を供えることから『栗名月』『豆名月』と呼ばれるようになって来ました。お月見は十五夜と十三夜で、どちらか片方だけしかしないと、『片見月』と呼ばれ縁起がが悪いとされています。
 
ちなみに関東地方では十日夜(とおかんや)なる別名『三の月』といって、6割ほど顔を出した状態で観るお月見もあります。旧暦で10月10日。満月じゃない上に、あんまり一般的に知られてないようなんだけど、3つ全て見るとなお縁起良し。ってことなので、せっかくですからね。十三夜・十日夜も忘れずにお月見いたしましょうぞ。こちらも詳しくはリンク貼っておくんで☟興味のある方は覗いてくんなまし。

月にまつわる 日本人の 美と粋

 
日本にはお月見に限らず季節によって自然を感じられる風習が存在しており、現代人、特に都会に住んでいる人だと、そこまで詳しく考えてその風習を行っている人はあまりいないように感じるのだが、どうであろう?
 
洋風化されている現代の家庭事情の中では、神棚や仏壇があったり、風水に詳しかったり、季節感を取り入れた風習を重んじていないと、なかなかそこまでは事細かに再現出来なかったりするでしょうからね。
 
お月見なんて、和風建築でなおかつ縁台とかないと、なんか本当の意味での趣は感じられんよなぁ。家も仏壇部屋にそれとなく季節感を取り入れつつ、ゆるい感じでできることはやろうかなぁ、ってスタンスなんでね。それぞれが好きにやるのが良かろう。
 
お月さまは宇宙を感じることの出来る、最もポピュラーかつ身近な存在であり、その姿は満ち欠けを繰り返し、手が届きそうで届かないような、掴みどころのない神秘的な存在といえます。地球上であんなに大きくはっきりと観える天体って他にはないですからね(太陽は普段の生活では鑑賞するものではないし、裸眼で見られんしな)
 
月には何処か人を魅了する魔力が備わっている。そう感じるのは、お月さまに願いを託すのもそうだし、潮の満ち引きや出産などにも大きく影響していることなども関係してきますよな。そんなお月さまに、日本人は日本人らしい感性をもって触れ合っているように感じる。
月の呼び名をいくつも持っており、その名にも日本語の持つ語感や美しさが感じられていいのだなぁ。
 
わらひは満月いわゆる望月生まれなんですがね、個人的には十六夜(いざよい)って文字からくる印象や響きとか、新月って字が好みだったりします。美しい呼び名と響きや漢字の持つ文字そのものの造形で、受ける印象も違ったりする。月を見上げて想いを馳せるとき、
今夜の月は上弦の月よのぉなんて云えたりするのは、それこそ粋ってもんですな。
 
月の出に、月出と書いてみかづきと呼ぶ。
新橋の老舗蕎麦屋では、月見そば十五夜と呼んでいた。
東京の夜働く人に、月見そばでお月見を楽しんでもらおうとかって心意気があったり。
 
という宇宙の中に浮かぶ。お店によって様々な顔の月見そばで彩られる。
それはさながらアートの如き。
そういう遊び心というかね。なんかいい。
 
月光写真家の石川賢治さんは、月灯りで写った1枚の写真によって、
月光写真家へと導かれた。
月の光のみで写真を撮る。
その青白く光る作品たちの、美しくも神秘的な姿は月のなせる技。
青く、ひんやりとした光に包まれる。癒しと浄化の月光浴。

銀閣寺に観る宇宙の中の月

 
足利義政銀閣観る。庭にも池にも月見のためのしかけがある。

枯山水には銀沙灘(ぎんしゃだん)と向月台。現代科学で義政時代の月の状態を
計算し、重ね合わせたとき、錦鏡池(きんしょうち)の丸い浮石の上に月が乗った。
それは十五夜ではなく十三夜。十三夜は十五夜に次いで美しい月といわれ、これから満ちる
縁起の良い月とされている。わびさびに通じ風流人だった義政の十三夜を愛でるための楼閣。
その銀閣寺でお月見となれば、まさに宇宙を感じる時間そのもの。
 
せっかくの中秋の名月が雲隠れじゃぁなぁ。
 
天気が悪いと云うなかれ。それは野暮ってもんでござんす。お空のご機嫌ななめ。
と思えば、あらあら、いつの間にやら雲間から、お月さまが顔を出す。
まぁるい十五夜お月さん。雲の隙間から怪しく光る。

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    浮世絵にも大きな存在感のあるお月さまが描かれていたりする。
    日本人は盆のような月が好き。西洋画には見られない月を描く有り様。
      そういえば虫の鳴き声も西洋の御仁には、とんと聞こえんようで。

             浮世絵 猿わか町夜の景

  まんまるい月が好きかと思えば、三日月などのちょっと欠けたる引き算の美。
 
  未生の美を好んだり。満月が欠けたる姿を待月と呼ぶ風流よな。
 
    月をそのまま観るなんて、無粋なことはいたしなさんな。
   
            なにかの陰から愛でる月。
 
障子越し。
   池に浮かぶ月。
        現代ならば高層ビルに映る月。 
     着物の半衿チラ見せの美。
 見えそで見られんもどかしさ。
         その美意識は間接的な。
 
 妄想掻き立てるチラリズムこそ、エロティシズム真髄なり。
 
                   とな。
 
       月の満ち欠けに人生を観る。
 
 

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本日はこれにて。
 
おありがとうございます∞愛と感謝を込めて。


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