キンコン西野くんの絵本と言葉は気づきのギフトである
先日はてなブログで読者登録してる人の記事に、はてなブックマーク(通称はてブ)でコメントしたら、そのまま自分のツイッターへと飛んでいた。ブログを外部サービスに連携してるんだから、当たり前といえば当たり前なんだが、そんなことはすっかり忘れてて、はてブでコメントしてしまった。
フェイスブックの個人のタイムライン上に、その記事がツイッター経由で上がっていたので気がついたという顛末お粗末。別にそれ自体はいいんだが、ちょっとうっかりというかね。自分のタイムライン上に、自分自身で上げる気満々であげたわけではないんで、あれなんで?って正直思った次第。
そうしたら、今度はそのブログ記事に対しての、アンサー?的ともいえそうな内容を、キンコン西野が自身のブログに書いていたんで、ちょうどいいから話題になった人気の絵本についてと、自分なりの考察も交えて書こうかとなぁと思う(又しても今更だけどね)
お笑い芸人に関しては、正直そんなにむちゃくちゃ詳しいということはない。が、よくメディアに出ている人なんかは、だいたい顔とかは知ってたりする。顔と名前が一致する人もいるし、名前はよく覚えてない人もいる。まぁ興味がないのである。
キングコングというお笑い芸人がいて、どちらも顔は知ってても、名前がすぐ出て来る方は西野(敬称略にて失礼つかまつる)みたいな〜そんな感じの認識しかなかった。
お笑い芸人出てるとうるさいんで、すぐにチャンネル回すしな。そんなんだから、最近はほんとに誰が誰だかわからんちん。
基本テレビは映像の美しい旅紀行とか、世界遺産とか、動物が出てくるのとか、そんなんしかよう観んのですよ。あとはCSの時代劇専門チャンネル(笑)
我家は父親の希望で単一チャンネルのみに契約してんだが、最近はもっぱらわらひの専門チャンネルと化している。なにせわらひは時代劇が大好きなのだ。幼い頃から父親の側でやたらと時代劇ばかり観せられていたってのも原因のひとつには違いないんだけど、歴史好きだし、チャンバラ好きなんである。
中村吉右衛門の鬼平犯科帳や、藤田まことの剣客商売などは、もはや神番組といえる。何度ルーティンで観たかしれない。文字通り一日中時代劇のオンパレードなんで、時代劇好きにはパラダイス以外のなにものでもないわけで、過去に観た記憶のあるものも、初めて目にするものも、兎に角どっぷりと時代劇に浸れる。
専門チャンネルって、ほんにすんばらしいねぇ
映画専門などもそうだが、もはや無料でだだ流しされているテレビ番組で洗脳されてる場合ではない。自分の好きなものを吟味して、ちゃんとお金を払って楽しむ時代なのだよ。
最近は午深夜1時から2時枠で時代劇アニメor特撮が月〜金まで放送されてるんで、毎日その時間が楽しみなことこの上ない。YouTubeで全編上がってたりしてる作品もあるにはあるが、やはりテレビの大画面で劣化のない画質で観られるのはいいもんだ。
さてちょっと話が脱線したが、時代劇専門チャンネルに関しては後々また触れるとして話を戻すことにいたそう。
♢♦︎えんとつ町のプペルが無料で全公開は太っ腹 ♦︎♢
で、なぜキンコン西野を改めて認識するようになったかといえば、今大人気の彼の絵本 『えんとつ町のプペル』が、WEB上で無料全公開されたときに、たまたま?いや、これもタイミングなのだな。ちょうど彼が公開しますといった記事を上げてた直後に目にしたんで、ソッコーでその絵本をありがたく拝見させていただきましたとさ。
PC上で観たその絵本のクォリティは大変素晴らしく、雰囲気のある緻密な美しい絵と、ちょっとベタともいえるストーリーにも共感できて感動しました。えぇ、これはアニメで観たいよなぁ。と。
正直それまで彼が絵本を描いていることをまったく知らなかったんで、これは素晴らしいんじゃないの。と、その絵本の出来栄えだけでなく、無料で公開に踏み切った経緯も含めて、わたし的には 『えぇんちゃう』って思いましたよ。
まぁ、その無料公開に至るにあたっては、色々と賛否両論があった上に、西野に対して好き嫌い論争的な部分も勃発?したりして致し方ないのかと感じましたけどね。炎上芸人とかいわれとるしなぁ。
それらも踏まえた上でなお、無料公開してくれた恩恵として、わたしなんぞも気軽に拝見出来たわけです。なんて太っ腹なこと。
ほんとうにありがとう!
彼は言ってますが、無料公開してからも本が順調に売れているとね。結果としては、有名人の広告効果は絶大だったといえるし、そのこと自体彼の計算の上だったのかどうかはさておき、作品ありきなんで、売れているってことは、そううことなんだと思う。
『えんとつ町のプペル』は、それだけの準備期間やプロのイラストレーターを駆使して、満を持してのリリースとなった絵本で、クリエイターたちのこの作品にかける思いもハンパないのがビンビン伝わって来るし、個人的にはほんとにアニメで観たいほどのすんばらしいクォリティ。
西野くんが今までの絵本作品がぜんぜん売れなかったのを踏まえて、話題作りから制作費から、色々とどうしたらたくさんの人に見てもらえるか、届けられるかを考えて世に出したことって、何かを表現する人たちにとっては凄い参考になるんじゃないかと。
いつだったか絵の話になった時に、光り輝くものとは 最終的にはその作品の持つ力ありき。で、それ以外のなにものでもないんだけど、現代に於いては、やはりプレゼンテーションが上手いかどうか、売り方自体が上手くいくかどうかが=売れる。に繋がることを無視出来ないわけでね。そうなると、
良い作品=売れている。売れている=良い作品。
とは、必ずしもならない。
ネット時代だからこその宣伝方法や効果は、ある意味絶対的な何かを生み出すパワーを持っているから、ユーチューバーが世界的に大ブレイクしたりする現象は、時代を象徴しているともいえる。
そしてそこに『クラウドファンディング』のようなものまで出現したから、何かを発信しようと思う人には、ほんとにいい時代なんじゃないかと思われる。それを多くの人に改めて証明してみせた。って意味での貢献度は絶大なんじゃないかね。
お金がないから出来ない。は通用しなくなったけども。
そこには、やはり作品ありき。といった大前提が存在するんで、いくら宣伝しても、『クラウドファンディング』でお金を集められたとしても、結局は作品に力がなければ埋もれていく運命でしかないんだと思う。
♢♦︎じぶんにとっての絵本とはなにか♦︎♢
そうした部分からも、『えんとつ町のプペル』のクォリティは素晴らしいのだと感じられたし、感じられたんで、では実際の絵本としてはどうか?になった。
その後すぐに本屋で絵本の実物を手に取る機会があったので、まずは立ち読みをしてみた。その結果良ければ購入しようと思っていたから。
で、結論としては、絵本購入には至りませんでした。
なぜか?
別に値段が高いとかは思わんけど、絵本そのものを自分の本棚に置いてまで観たいのかと思えば、そうではなかったからだ。誰かにプレゼントするのにはいいだろうけど。
WEB上で観たように、クォリティそのものはやはり素晴らしいものだと感じる。だけど、私にとっては手元に置いてまで観たい絵本じゃなかった。
だってさ、ほら、もういつだってWEB上で観れちゃうわけじゃない?そうなると、じゃあお金を払ってまで購入する決定打は何かってことになる。
つまりそれは、わたしにとっての絵本とはなにか?と思った時に、あぁ、これは違うな。と。手にしてみた時にそう感じてしまったのだ。
『欲しい』とはならなかったのである。理屈じゃないんだな。
もっと絵柄が単純で、シンプルで、何度も何度もページを行ったり来たりしながら、ずっと見ていたくなるもの。
1ページ1ページは、絵と文字とが一体になっていて、ストーリーを紡ぎ出す文字そのものも、絵と同化しているような、絵本の頁そのものが一つの作品のようなもの。そうした絵本がわたしは好きなのだ。
擦り切れるほど何度もページをめくりたくなるような。絵本そのものの質感だったり、触り心地だったり、そういうことも全て含めての絵本。
だから、美しい絵があって、その絵にストーリーが沿うように書かれているタイプの絵本は、いいなぁと思っても、手元に迎えたいとまでは至らない。児童書や小説の延長線上にあるような絵本ではなくてね。
じぶんにとっての王道をいくような絵本。
ぱっと見でつい手に取ってしまうような絵本。そんなんが好きなんだなぁと、改めて気づいたのだった。
最終的には好みの問題で片付いてしまう顛末ではあるが、WEB上で観るのと、実際に手に取って見るのとでは、こんなに違った感覚になるものなのだなぁ。としみじみ。少なくともわたしにはそうだったのである。
作品展になったときに、どんなにデジタルで描かれた絵が、美しくクォリティが高かったととしても、その作品そのものから感じ取ることのできるエネルギーが根本的に違う。
一筆一筆描かれた作品には、作者のいわば念のようなものが加わり、実際の作品そのものに、そのパワーが宿るといってもいいだろう。
最終的に機械からプリントアウトされるデジタル作品では軽減されるし、なんといっても、やはり絵の具の盛り上がりなどは、デジタルでは味わえない。だから、やっぱりわたしは1点もののアナログが好きなんで、そんな作品の方がパワーを感じるのである。
もし仮にWEB上で無料公開されていなかったならば、絵本を買っただろうか?
どのみち、まずは本屋で立ち読みするだろう。立ち読みした後でいざ購入の段階になった時に、2,000円支払って買うだろうか?はたまた500円だったら買うんだろうか?やはり微妙なんである。
見た瞬間に欲しいと思うのかどうか?それに尽きるんじゃないかね。
さてさて、そんなキンコン西野くんのブログに関しては、個人的にはかなり好きだったりする。今後は自分の絵本作品に関しては、WEB上で全て無料で観られるような図書館を作ろうと思う。だってさ。
『やるなこいつ』スゲェな。って、なんかエラそうでやんすがね。
やっぱ、やりたいことどんどんやってる奴ってのは、どこか突き抜けてて、
魅力的なんである。
んでもって、面白いものを生み出す力のある人は、
おもろい。
♢♦︎♢♦︎コチラも合わせてご覧ください♦︎♢♦︎♢
www.yako-geppo.com そうそう冒頭で述べたことの発端ブログ記事はコチラ☝︎lineblog.me アンサー的な西野くんブログ記事はコチラ☝︎
いつもわらひが思ってること、口酸っぱくしていっとることとリンクしますなぁ。
そう、誰がなんといおうが、どうとろうが、魂がやりたいってことをやる。
すなわち、好きなことをトコトンやってみる。
人生はなにをどう残したか。よりも、まずは、どう生きるのか。生きたいのか。
いつか。ではなく、ほんの少しずつでもいいから。いま、この瞬間から。
自分自身の人生を、魂の望む人生を、
自由に、好きに、生きられるように。
さぁてと、これからもえっちらおっちらマイペースにやりたいことをやるとしよう。
おあとがよろしいようで〜
ありがとうございます∞愛と感謝を込めて。